3.XLX608リフレクターを構築
JR1OFP局のホームページで以前から「ラズパイを使ったXLX Refectorの立ち上げ方法」と
いうのにすごく興味を持っていましたが、なかなか時間が取れずチャレンジしていませんでした。
春先になって少し時間ができたのとフレンド局から気にせず使えるサーバーがほしいとの言葉で一念発起。
サーバー構築に挑戦することにしました。(挑戦を開始したのは、H30年3月です)
(注:2018.07.05 DDNSサービスのdip.jpがサービスを停止したの機にレンタルサーバへ移行ました。)
(Dash boadの写真構成等は、JH1TWX 野田OMに大変お世話になりました)
JR1OFP局のホームページでは、Jessieを使っての構築が紹介されていますが、私は、最新バージョンの
Stretchで挑戦しました。
RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP
Image with desktop based on Debian Stretch
Version:March 2018
Release date:2018-03-13
Kernel version:4.9
基本的なところは、JR1OFP局のホームページの通りで大丈夫です。
まず、XLXリフレクターの番号を決めなければなりません。
XLX 番号の登録状況を
本家のサイトで確認します。
このホームページで確認して空いている番号を利用させていただきます。
どの番号を使用しようかと迷いましたがなんとなく608番を選択。
608で行こうと番号を決めたので早速インストールすることにします。
Stretchを使って操作が違ったところのみ紹介しておきますので
他の詳細については、
JR1OFP局のホームページ 33番をご覧ください。
あと、@opt_Hohenheimこと
JN1GUWさんのホームページもとても参考になります。
手順に沿ってやっていきますが。STRETCHの場合は、
git (バージョン管理システム) と php (Hypertxet Processor)の インストールで
Stretchは、php5からphp7となっていますのでphpでインストールしました。
$sudo apt-get install git git-core
$sudo apt-get install php
JN1GUW局の所で紹介されていますがソースファイルを1か所修正して
モジュールをオリジナルの10個からフルの26個使えるようにします。
*モジュールを26個も使うかどうかは分かりませんが、使えるようにしておくことに
意味がある気がします。(^^;
cd xlxd/src/
vi main.h
【修正前】
// ---------------------------------------------------
#define NB_OF_MODULES 10
//#define NB_OF_MODULES NB_MODULES_MAX
【修正後】
// ---------------------------------------------------
//#define NB_OF_MODULES 10
#define NB_OF_MODULES NB_MODULES_MAX
----------------------------------------------------------------
あとは、JR1OFP局やJN1GUW局のホームページに従ってインストールしてください。
必要なポート転送については、下記のように解放しました。
セキュリティーを考慮して22番のSSH関係は開けていません。
必要に応じて追加ください。
TCP port 80 (http) 、
UDP port 10001 (json interface XLX Core)、
UDP port 10002 (XLX interlink)、
UDP port 30001 (DExtra protocol)、
UDP port 20001 (DPlus protocol)、
UDP port 30051 (DCS protocol)
私は、外部からは、直接22番で入らずにVPNで接続して内部アドレスで22番にアクセスするという
手法を利用しています。(少しは安心かも (^^;
インストールが終了して起動して下記エラーが出るかもしれません。
File /var/log/xlxd.xml does not exist or is not readable
/var/logにxlxd.xmlというファイルがありませんということです。
対策については、からファイルを作成しました。
sudo vi xlxd.xml
このようにして、空ファイルを作成しました。
サーバーの動作確認ができたらXLX 番号の登録を行います。
JN1GUWさんのホームページを参考にしてください。
ここで
私が登録した時の申請内容が見れますので参考にしてください。
私は、4月19日に登録して4月26日に承認頂きました。
タイミングにもよりますが1週間くらい気長に待たないといけないようです。
登録いただけるとBlueDV用のHostsファイルへの登録を依頼する必要があります。
なお、登録前に試験的に確認したい場合は、直接設定ファイルを書き換えて下さい。
no9s@xlxreflector.org
件名: Please add your XRF host table.
数日中に登録の返事を頂けます。
登録ができると次のファイルに登録されます。
http://www.arrg.us/HF/DExtra_Hosts.txt
ここまでくれば晴れて
XLX608リフレクターを運用できるようになります。
私は、プロバイダーから固定IPを1個もらって運用する契約をしていますので
特に問題はないのですが、普通はIPアドレスが変動する場合がありますので
監視プログラムを入れたりいろいろ課題があるようです。
また、ラズパイよりもレンタルサーバーが良いとの事です。
DDNSで運用して不具合がある場合は、レンタルサーバーもご検討下さい。
私は、XLX番号を登録依頼以降、JH1TWX 野田OMにご指導いただきながら
運用しております。その後、公開ノードの構築や免許申請のアドバイス等
いただいており、大変お世話になっております。
黒い箱がRaspberry pi3で動くXLX608リフレクタです。
1Fの部屋に置いています。
レンタルサーバーへ移行 (2018.07.05)
XLX608リフレクタで使用していたdip.jpの無料ダイナミックDNS(DDNS)サービスが
7月4日に停止したようです。これまで、dip.jpを利用していたリフレクターオーナー局は、
my.dns.jpに
移行されました。
私は、これを機にレンタルサーバーへと移行を決意しました。
これまた、JH1TWX 野田OMに大変お世話になり
ABLENETのVPSプランV1に移行するとともにサーバー構築も
大変おせわになりました。ありがとうございました。
サーバープランは、リフレクターの利用だけであれば、その下のV0で十分のようです。
私は、せっかくなので少し他にも活用したいと思い、一つ上のプランにしました。
ちょうど
キャンペーン期間中で、初期費用1886円が無料になりました。
ということで、まずは、別途、このホームページも移行しようと思っています。 (2018.07.05)
あたらしいドメインは、
http://xrf608.xreflector-jp.org/です。