WSJTX-JTDX関係
JT65やFT8は、アマチュア無線のこれまで常識を覆したと思います。
HFモービルアンテナと出力が10Wもあれば、SSBでは、絶対届かない海外局とQSOできます。
まさに4アマやアパマンの救世主のモードです。本当にびっくりです。
私は、タイミングよくJT65を初めてしばらくしてFT8モードが運用されるのを実際に体験しました。
それまで、60秒かかっていた1交信が15秒に短縮されたのと、自動シーケンスが導入されたのとで
爆発的に普及していきましたね。
私は、このモードをWindowsではなくてLinuxで運用するのに興味を持って楽しませていただいております。
ハードルは、高いですがやれてしまえば面白いですよ。特に、今話題のRaspberyy piを使っていますので
参考になれば幸いです。
トピックス
JTDX18.1.0.30.でついに、FT8が搭載されました。
2017年12月8日にJTDX 18.1.0.30 Step 30 for evaluation and on air tests 8th December
FT8 inclusion
として公開されました。わたしも早速、Raspberry piでソースファイルをコンパイルしてインストールしました。
今回は、
Linuxのバイナリ―も同時公開されています。
使いごこちの確認は、これからですがWSJTXに比べてデコードが早い感じがします。
不具合もいろいろ感じるかもしれませんが、開発テスト版ですのでそのことを理解して使いましょう。
JTDX18.1.0.32が9日に公開されました。私が確認した不具合は、CQRLOGとの連携でこれまで出来ていた
CQを出した局がモニターできないという不具合です。UDPがブロックされるとかメーリングリストで
出ていましたのでたぶん同じ不具合だと思います。 18.1.0.32で受信系は対策ができているのを確認しました。
CQ-monitorに出たコールサインをクリックするとJTDX側から送信ができるのですがそれはまだ解決していません。
(2017.12.09 22時10分) 18.1.0.34でこの不具合も解消されています。
JTDX18.1.0.46が公開されました。(2017.12.20)
ソースの変遷は、
ここで確認できます。(2017.12.09 朝)
JTDXもFT8+ 77BITへ移行しました
WSJT-X v2.0.0の正式リリース(2018.12.10)に伴い、FT8は77bit に移行されました。
JTDXも2.1.0.rc115の公開により7bit messageに移行されました。(2018.12.20)
JTDXにFT8がとうさいされてほぼ1年での動きです。
1.Raspberry piでJT65を運用
ゴールデンウィークも残り2日となったところで、無線関係に手を出す時間が出来ました。
5月号のCQ誌にJT65をラズパイで運用しているとの記事があり、チャレンジしてみたいと思っていましたので
挑戦してみました。簡単だろうとインストールしてみましたが、色々とトラブル。
あきらめかけましたが、ネット上を探せばいろいろとヒントがあるものです。
すんなりいかなかったがゆえに、できた時の達成感はひとしおでした。(2017.5.7)
(1)
WSJT-X1.8.0-rc1が公開されました
新しい電波形式であるFT8がサポートされています。
早速、Raspberry pi3にインストールして受信してみました。(2017.07.12)
(2)
おそるべし、FT8!
FT8の免許もすでにおりていましたが、なかなか運用する機会がありませんでした。
お盆休暇に入り久しぶりにデジタル通信をやってみようということで、CQオームとナガラ電子が
コラボしたOHM-6501ATEをセッティング。CQ出版のATUエレメントからアンテナ線を外してつなぎかえます。
ワッチしていましたが、夕方、DX局を確認。JT65では、これまで3600Km位が限界だったのですが
なんと10000Km超えです。びっくり(2017.08.12)
2.Raspberry pi3でWSJT-X1.8.0-rc2とCQRLOG2.1.0を動かす
WSJT-X rc2が先日公開されました。だいぶ、デコード率があがっているようです。
また、ログソフトCQRLOGはLINUXで動かすのですがラズパイに標準でインストールされるのは
バージョンが1.8.7でだいぶ古くWSJT-Xとのリンクができません。
CQRLOGもQSOデータがたまってくると、QSOされた局かどうかも表示してくれます。また、JT65やFT8で
交信するときもWSJT-Xだけではわからない少し詳細な住所情報などを表示したりきわめて多機能なソフト
になっています。そう書いても、まだまだ詳細な機能までは把握できていませんが。
それで、最新バージョンを入れようと思ったのですが、これほど苦労するとは。
そのあと、なんとという感じでした。....(2017.09.09)
3.Raspberry pi3 Ubuntu MATEでJTDX17.9とWSJT-X1.8.0-rc2とCQRLOG2.1.0を動かす
台風18号が九州方面に向かってきています。今週末の予定がきれいになくなったのでホームページを整備すべく
昨日から確認作業を兼ねて取りまとめました。
先日、Raspbian JesiieでWSJT-XとCQRLOGを動かしましたが、JTDXにも挑戦してみました。
JTDXは、Linux版のバイナリ―ファイルはありますがラズパイ用のarmfのバイナリはありません。
なければ作ろうと思って挑戦したのですがかなりハードルが高く(私だけかもしれませんが試行錯誤の
時間がかかりました。Jessieでもあと一歩まではいきますがその先を超えることが出来ず、ネット上で
Ubuntu MATEでは動作報告があがっていますのでOSもラズパイ用のUbuntu MATEで挑戦しました。
(2017.09.17)
コンパイル作業終了直前に固まることがありましたが、その原因を解決しました。
Swap領域の不足が原因です。(2017.10.29)
4.JTDX18.0step131 AutoSeqが導入されました
JTDXは、活発に開発が続けられていますがとうとうJT65でAutoSeqが導入されました。
FT8の導入が期待されていますが、JT65やJT9モードの充実が先だということだとおもいます。
開発チームのメーリングリストでは、クリスマスあたりを期待してくれみたいな言葉も飛び交いました。
これは、たのしみな情報です。
FT8の状況はさておき、今日は、時間もあったのでRapberry piにJTDX18.0step132をコンパイルして
インストールしてみました。
JT65も自動で運用できたので快適になりました。(2017.11.18)
自動交信モードで交信し、国内慣習のフリーメッセージを送信する方法を追加。(2017.11.19)
*たいそうな事ではないですが(^^;
JTDX18.1.03が11月25日に公開されました。
いよいよFT8がクリスマスまでにプレゼントされるというのが現実味を帯びてきました。
とうとう、ModeにFT8のボタンが薄く追加されています。(2017.11.26)
5.CQRLOGをWSJTX、JTDXとリンクして活用します
WSJTXやJTDXで運用すると、自局が73を送信するとLOGの確認画面が出ます。
このLOGを、すでにインストールしているCQRLOGと連携して活用すると大変便利です。
日本では、ターボハムログが主流ですがLinuxで使うにはちょっと難しいです。
難しいというのは、使えないという事ではなくて、wineを使ってPC上での動作は
確認しましたが、常時使うというには?が付きます。
そこで、Linux用のログソフトの出番という事でCQRLOGを使おうという事になりました。
ただ、CQRLOGは、QSLカード印刷機能がはがきには適応してないようです。
そこは、ADIFファイルをexportとして、それを活用すればターボハムログ側で印刷データとして
活用できます。
CQRLOGは、海外製のログプログラムの為LOTW、eQSL、HamQTH.com、QRZ.comなどとの
連携は充実しています。
少し前から使用していますが、ホームページに簡単にまとめてみたいと思います。(2017.11.18)
6.CQRLOGの活用方法
CQRLOGを使うにあたって便利な利用方法をまとめてみます。(2017.11.19)
(1)2つのPCで使ったCQRLOGデータを共通化する方法
(2)LOTWにCQRLOGから直接データをアップする方法
7.CQRLOG2.2.0が公開される!
CQRLOG2.2.0が昨年12月30日に公開されました。残念ながら今回もラズパイ用のバイナリ―は
ありません。無いならソースファイルをコンパイルするしかありません。
前回は、どうしてもコンパイルが出来ずにあきらめたのですが、幸いにもラズパイ用のCQRLOG2.1.0 の
パッケージを作ってくれた方がいたのでJTDXやWSJT-Xとリンクして使ってきました。
今回ばかりは、公開がまだ2週間という事もありネットを探してもそのような情報もありません。
前回の経験でなんとなく分かっているところもあるので、今週末は幸いにも時間もあったので
コンパイルにチャレンジしてみました。
苦労しましたが、何とか動かすことが出来ました。\(^o^)/ (2018.01.14)
deb packageは、どうやってつくるんだろう?
そう、思いながらネットを探していたら意外と簡単に作成する方法を発見。
やってみたらなんとCQRLOG2.2.0のパッケージが出来たではないですか。
なお、makeがとおったあとにラズパイにインストールする代わりにpackageを作成するという手順になります。
動作確認もできました。すごい!(2018.01.16)
8.JTDXの最新バージョンをコンパイルする方法
JTDXのバージョンアップ(エアーテスト版)が頻繁に行われています。
コンパイル方法が分かる人は分かると思いますが、私がやっている方法を参考までに記載しておきます。
新しいソースを新しく作ったディレクトリーに保存してコンパイル。
出来たバイナリ―ファイルのリンクを作って起動しています。
この方法で、設定ファイルは引き継がれていますのでとりあえず困っていません。(2018.1.27)
9.
Raspi用 WSJTX・JTDX・CQRLOG全てのパッケージが公開されています
これまでWSJTXについては、JTSDKというコンパイル用のツールを使ってソースから
バイナリ―ファイルを作ってきましたが、残念ながらLinux用のJTSDKは5月25日以降公開されていません。
インストールされているJTSDKからもサーバにつながらなくなっています。
JTSDKのLinux用は今後に期待するとしても困ったものです。
ただ、これを機にarmf用のバイナリ―も公開され始めました。さらに、JTDXとCQRLOGもarmf用のバイナリ―が
公開されています。
これまでのインストール方法では、対応できないので、あらためて全てバイナリ―でインストールする方法を
まとめてみました。だいぶ簡単になりましたが、やはりエラーとか出るんですよね(^^;(2018.08.15)
10.JTDX起動用のディスクトップアイコンを作成してみました。
WSJTXをインストールして、その後JTDXをインストールするとアプリケーションにJTDX起動用アイコンが
作成されません。しかも、リンクも作成できません。
しかたないので、これまで、コマンドラインで起動していたのですがフレンド局のアイコンがほしいとの声に対応
してみました。やはりアイコンを作成すると便利です。(2018.08.26)
11.JTSDKを使わずにWSJTXをコンパイル
これまで、WSJTXをコンパイルするのにJTSDKを活用していましたが、
5月からLINUXではサポートされなくなっています
幸いに、ラズパイ用のパッケージも公開されていますので困ってはいないのですが
JTDXのコンパイルのついでにWSJTXをJTDXと同じ方法でコンパイルできないか確認してみました。(2018.10.06)
12.Ubuntu18.04 MATE(PC)をクリーンインストール
これまで利用していたUbuntu MATE16.04 (PC)の調子が悪くなったので思い切って新しくUbunruMATE18.04 に
変更することにしました。そこにJTDX,WSJTX、CQRLOGなどを再構築しましたので整理して取りまとめました。
(2018.12.23)
(1)AlarmeJTとTQSLを利用する
Windowsで数多く利用されているJTAlertのようなソフトがLinuxにもあります。
これをPC版で利用します。さらに、Lotw利用するためにTQSLもインストールします。
パッケージ版だけでく、コンパイルしてのインストール方も紹介します。
(2018.12.23)
13.Raspberry pi4にCQRLOG2.4.0とJTDX2.1.0−rc146をインストール
Raspberry pi4が昨年末に国内でも発売されました。JTDXとかインストールして使おうと
思っていましたが、まとまった時間がとれなくてそのままにしていましたが、CQRLOGも
昨年10月27日2.4.0にバージョンアップされています。残念ながらarmf用は、公開されていませんのでコンパイルすることにしました。まさか、こんなに苦労するとは思いませんでしたがなんとか成功しました。(2020.01.19)
14.UbuntuMATE18.04にCQRLOG2.4.0とJTDX-rc148をインストール
Raspberry pi3B+で使っているUbuntuMATEがはやり使いやすい気がします。
現在、UbuntuMATE16.0で動いていますがUbuntuMATE18.04をインストールしてCQRLOG2.4.0と
JTDX-rc148をインストールしてみました。(2020.03.22)
15.Raspi4にUbuntu20.04LTS+JTDX-rc150+CQRLOG2.4.0+TQSLをインストール
JTDXがrc-149になって、バイリンガル版となりました。日本語で各種設定が表示されます。
細かな解説なども日本語表示です。大変わかりやすいと思いますが、CAT制御を使わない場合は、どうしても送信が
うまくいきません。rc148までは、問題なく動いていました。
rc150になるまでに、JTDXは多くのマイナーバージョンアップもされていてsorceが公開されていましたが
どうもうまくいきません。
そんな矢先、Ubuntu20.04LTSが公開(2020.04.23)されているのを発見。
Raspi4 にも正式に対応していました。ただ、Serverしか対応していないのでデスクトップは別途インストールする
必要がありました。いろいろ動かしましたが、オリジナルのUbuntuのデスクトップが良いようです。
今回、苦労して32bit版と64bit版でそれぞれ動くことを確認しました。
なお、残念ながらJTDXのシリアル制御でのPTT送信は、改善されていません。(;_;)悲しい。
このため、私は、DATA-VOXで動かしました。
CAT制御で動かす場合は、問題ないようです。情報では、Hamlib4.0の問題では、ないかと言われています。
そのうち解決することを期待しておきます。この不具合で困っている人は、少ないようですけどね。(^^;
なお、TQSLも最新版もコンパイルしてインストールしています。(2020.05.16)
新規インストールするといつもJTDXとCQRLOGの設定がどうだったか忘れるので備忘録です
(1)
JTDX150設定
(2)
CQRLOG2.4.0設定
16. Pi4にUbuntuMATE20.04LTS+JTDX+CQRLOG+TQSLをインストール
ようやくRaspi4にUbuntuMATE20.04LTSが対応してくれました。\(^o^)/
Ubuntu20.04LTSで動作は確認できていますが、やはり使い慣れたUbuntuMATEが良いということで
インストールしてみました。
基本的には、Ubuntu20.04LTSにインストールした時とほぼほぼ同じ対応でインストールできました(2020.08.13)
17.CQRLOG2.5.2をインスト―ル (UbuntuMATE20.04LTS)
CQRLOGのHPを久しぶりに見ると2.4.0から2.5.2へバージョンアップがなされていました。
CQRLOGを過去何回もバージョンアップしてきましたが、いつもすんなりいかないのですが
やはり今回もPC版(X86_64)では、てこずりました。
RapberryPi4では、すんなり動きました。(2021.02.23)
18.JTDX V2.2.156をインストール
JTDX V2.2.156が2021年4月29日に公開されました。
これまで、V2.2.0-rc155という名称でしたが今回からrcがなくなりまた。
さて、早速コンパイルということでインストール。raspiもPCもどちらも同じ手順で対応できます。
コンパイルするのに2つソフトが足りないので新たにインストールします。(2021.05.04)
19.UbuntuMATE22.04LTSにJTDX159、CQRLOG2.6.0 TQSL2.6.5を新規インストール
Ubuntu MATE 22.04LTSがRaspiにも対応したので、インストールしてFT8の環境を構築してみました。
今回も結構てこずりました。(2023.06.06)
20.
IC−9700&7300&705の内蔵インターフェースを使いRaspiでFT8
私は、RasPiでIC-7300やIC-9700を使ってのFT8は、これまでサウンドブラスターを外付けして使用しています。
Windowsでは、ドライバーがあるので問題なく内蔵インターフェースを使ってFT8が出来ますが、
Linuxでは、動かないだろうと思っていました。
最近、Raspi上でも内蔵インターフェースが使えたとの情報を拝見したことからチャレンジすることにしました。
(2023.0610)