IC−9700&7300&705の内蔵インターフェースを使いRaspiでFT8
私は、RasPiでIC-7300やIC-9700を使ってのFT8は、サウンドブラスターを外付けして使用しています。
Windowsでは、ドライバーがあるので問題なく内蔵インターフェースを使ってFT8が出来ますが、
Linuxでは、動かないだろうと思っていました。
最近、Raspi上でも内蔵インターフェースが使えたとの情報を拝見したことからチャレンジすることにしました。
あわせて、IC-7300と705でもチャレンジしました。
1.IC-9700
(1)lsusbコマンドで無線機のインターフェースが認識されているか確認
ここに、IC-9700のインターフェースが認識されていることを確認できます。
(2)JTDX IC-9700用のインターフェースを選択
JTDXの設定でオーディオの項目を開くと多くのサウンドカードが出てきます。
上記の項目が、IC-9700の項目です。
これまで、外付のサウンドブラスターを利用していたので、IC-9700本体の設定も変更が必要になります。
(3)JTDX 無線機側の設定
これまで動かしていた設定から変更の必要はありませんでした。
(
4)IC-9700本体設定の変更
変調をデコードできるのに、送信しても変調が載らないので、気づくまでは結構悩みました。
私の場合は、これまで外部入力だったので変調入力をMIC,ACCにしていたので変更が必要です。
MENU > SET > 外部端子 > 変調入力 > 変調入力(DATA ON)MIC,USB
本体のプリセットFT8を利用すれば、問題はなくなります。
内蔵インターフェースで交信できました。 ヽ(^o^)丿
これで、1台のラズパイにアルインコDX-SR9とIC-9700を接続して
簡単にHFから1200までFT-8が出来ます。
IC-7300は、別途単独で動かしています。
2.IC-7300
気をよくしてIC-7300も変更することにします。
(1)lsusbコマンドで無線機のインターフェースが認識されているか確認
IC-9700と同じ内容で認識しています。
(2)JTDX IC-7300用のインターフェースを選択
(3)JTDX 無線機側の設定
CI-Vのボーレートは、無線機本体で19200にしてあるのでそのままです。
3.IC−705
(1)lsusbコマンドで無線機のインターフェースが認識されているか確認
USBケーブルでラズパイと接続して、本体が認識されていることを確認します。
IC-705を接続したのが下の分になります。
この2つがIC-705です。認識されているのを確認できました。
(2)JTDX IC-705用のインターフェースを選択
IC-9700と同じです。
(3)JTDX 無線機側の設定
シリアルポートが/dev/ttyACM0になるところが、IC-9700と違う点です。
IC-705は、すんなり動きました。
途中でHamlibが対応してくれたんでしょうね。ありがたいことです。
しかし、これまで下記インターフェースを2台も作成してサウンドブラスターを取り付けてやっていた苦労は
何だったんだろうと思います。(^^;
IC-705は、Windowsでは、USBケーブルを接続せずにFT-8が出来ています。
Raspiでも
Raspad3を使えばタブレット化する方法もありますが、移動を考えるとそれもありかな?
しかし、少し高いな。(2023.06.10)