JTDX18.0 step131 でAutoSeqが導入されました
JTDXは、活発に開発が続けられていますがとうとうJT65でAutoSeqが導入されました。\(^o^)/
FT8の導入も期待されていますが、JT65やJT9モードの充実が先だということだと思います。
開発チームのメーリングリストでは、クリスマスあたりを期待してくれみたいな言葉も飛び交いました。
これは、たのしみな情報です。
FT8の状況はさておき、今日は、時間もあったのでRapberry piに本日現在の最新ソースファイルである
JTDX18.0step132をコンパイルしてインストールしてみました。(2017.11.18)
Ubuntu用にはバイナリ―がありますので導入は簡単ですが、Raspberry piは、ソースからコンパイルします。
初めての方は、別途JTDX17.9を導入した時の準備作業が必要ですがそれが出来ている前提で導入方法を
記載します。
以前にインストールしたJTDXはそのままにして、新しいディレクトリーを作成してそこで
新しいバージョンのJTDXを作成します。本来は、古いバージョンはアンインストールしても良いのでしょうが(^^;
cd ~/ダウンロード
~/ダウンロードディレクトリー以下にJTDX132という適当なディレクトリーを作り、
新しいJTDXソースをコピー、解凍します。
mkdir JTDX132
cd JTDX132
https://cloud.mail.ru/public/75Hk/717jHsrEg
ここから、src18.0_step132.zipをダウンロードして、~/ダウンロード/JTDX132ディレクトリに
ソースファイルを置きます。
~/ダウンロード/JTDX132
ディレクトリーに置く方法は、いろいろあります。やりやすい方法でやってください。
unzip src18.0_step132.zip
コンパイルする場所は、あらたにホームディレクトリーにJTDX18132というのを作りました。
cd ~
mkdir JTDX18132
cd JTDX18132
mkdir build
mkdir install
mkdir src
cp -r -a /home/dhiro/ダウンロード/JTDX132/wsjtx /home/dhiro/JTDX18132/src/wsjtx
cd ./build
cmake -D CMAKE_PREFIX_PATH=~/hamlib-prefix /usr/lib/arm-linuxgnueabihf -D CMAKE_INSTALL_PREFIX=~/JTDX18132 /install ../src/wsjtx
cmake --build . --target install
これで完成です。
プログラムは、下記に出来ています。
~/JTDX1832/bin/jtdx
新しく追加されたSequenceing設定は、すべてチェックしました。
初期設定は、最下段のみです。
あとは、トップ画面の3つのボタンを緑色にします。
DistTx73
73を送信したら送信許可を止める
これを押していなくても、FT8の運用みたいに コールサイン コールサイン 73で
お互いの交信を成立させれば送信停止となりますが、国内交信のようなコールサイン
無しで73を行う場合は、送信が継続し、次にCQが出てしまいます。
Auto TX
Auto Seq
JT65も自動で運用できたので快適になりました。(2017.11.18)
自動交信モードで交信し、国内慣習のフリーメッセージを送信する方法です。(2017.11.19)
Free msgに切り替えるだけでよいのかと思ったらダメでした。
Auto Seqはいきており、Gen msgに強制的に戻されてしまいます。
交信局が73を送信しているときなどタイミングを見てFree msgに切り替えて、AutoSeqのチェックを外すと
フリーメッセージが送信できます。
さらに、自動交信が終了した後にフリーメッセージを相手局が送ってきたときに、こちらもFree msg
に切り替えて、AutoSeqのチェックを外し、Enable TXを押すとフリーメッセージを送信できます。
臨機応変にやってみてください。
私自身、JTDXの自動モードの挙動が分かっていなくて、本日交信いただいた局長さんには
ご迷惑をおかけしました。m(_ _)m