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CQRLOGをWSJTX、JTDXとリンクして活用します


     WSJTXやJTDXで運用すると、自局が73を送信するとLOGの確認画面が出ます。
  このLOGを、すでにインストールしているCQRLOGと連携して活用すると大変便利です。
  日本では、ターボハムログが主流ですがLinuxで使うにはちょっと難しいです。
  難しいというのは、使えないという事ではなくて、wineを使ってPC上での動作は
  確認しましたが、常時使うというには?が付きます。
  そこで、Linux用のログソフトの出番という事でCQRLOGを使おうという事になりました。
  ただ、CQRLOGは、QSLカード印刷機能がはがきには適応してないようです。
  そこは、ADIFファイルをexportとして、それを活用すればターボハムログ側で印刷データとして
  活用できます。
  CQRLOGは、海外製のログプログラムの為LOTW、eQSL、HamQTH.com、QRZ.comなどとの
  連携は充実しています。

  少し前から使用していますが、ホームページに簡単にまとめてみたいと思います。(2017.11.18)

  CQRLOGを一番最初に起動した時の画面です。初期設定が済めば2回目以降は、通過ししていきます。
 

初期設定のPasswordは、cqrlogです。もし、設定が消えた時にはお使いください。
私は、ちょっとあせりました。マニュアルをさがしても見つけられなくて....
設定を下記のようにして、Save log data to local machineをチェック
別の箇所も同じようにチェックします


すると、CQRLOGが起動します。
FileにあるPreferencesを選択します。
詳細な説明は、オンラインヘルプがここにあります。



WSJTXとJTDXとリモートリンクする設定は、ここになります。


あとは、LogのAuto Backupも2重化できますので設定しておきます。
毎回終了時に、保存するかを聞いてきます。


オンラインLOGやeQSLにそれぞれ登録して、IDとパスワードを設定しておきます。
LOTW ここが参考になりました。
なお、Windows側のソフトをインストールして登録作業をすると、のちにLinux側でT-QSLというソフトを動かすと
別の局と認識されてARRLのサーバから拒否されることになります。
ここを参考に複数のPCから運用します。
分らない方は、最初からLinux側でやる方がいいかもしれません。

sudo apt-get install trustedqsl

これだけで、T-QSLがインストールできます。

eQSLの登録は、ここを参考にしました。
これは、便利です。自分でオリジナルのカードを作りたい場合は、PayPalから30$を払ってSilver memberに
なる必要があります。もらったカードをサムネイルで見たりできるので私はシルバー会員になりました。
QSOが終わると手動ですが、eQSLにデータを勝手に送ってくれるので大変便利です。



HamQTH.comは、交信中に自動でLogデータを送信してくれます。また、Logを修正したら以前送付していた
データを削除して新しいデータに代えてくれます。至れり尽くせり。



QRZ.comへの登録は、JA6XZS 立石OMにメールして登録して頂くのが一番簡単だと思います。



その他にもいろいろ細かな設定がありますので、オンラインヘルプで確認してください。

File -> Remote mode for wsjt にチェックを入れます。
すると、WSJTXやJTDXのプログラムとリンクします。
これによりCQRLOGにあるLOGデータとのQSOチェックが出来ますので、再QSO局のデータが表示されますので
重宝します。



そして、交信したLOGを確認する方法は次の通りです。
Show QSO listをクリックするとログデータが開きます。


LOG側のアイコン等は、触ってみてください。
アップロード等に活用するのが分かると思います。
画像を見ると雰囲気で理解できるとおもいますよ。
下の画面は、eQSLへデータを送信するときの操作です。



なお、LOGデータの修正については、リモートリンクを外してから行ってください。
また、私の場合ですが、eQSLサーバから届いたeQSLデータをダウンロードして読み込ませて
受領チェックをしたのですが送ってくれた局と交信時間(手動で入力したりすると可能性は高いです)が
微妙にちがうと別のQSOデータととみなされます。
このため、重複チェックでは削除できず手動で削除することになります。
1局、2局ならこれでも良いのですが、一番最初のデーターですと数が多いのでちょっと困ってしまいます。
他のCQRLOGで確認してからメインのCQRLOGに読み込むことをお勧めします。

次回は、CQRLOGデータを活用してターボハムログでQSLカードへ印刷する方法でも取りまとめます。(2017.11.18)