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Pi4にUbuntuMATE20.04LTS+JTDX+CQRLOG+TQSLをインストール


ようやくRaspi4にUbuntuMATE20.04LTSが対応してくれました。\(^o^)/
Ubuntu20.04LTSで動作は確認できていますが、やはり使い慣れたUbuntuMATEが良いということで
インストールしてみました。(2020.08.13)
基本的には、Ubuntu20.04LTSにインストールした時とほぼほぼ同じ対応でインストールできました。
 

  Raspi4ですから当然のように64Bit版をダウンロードしてSDカードに焼いたのですが、JTDXで送信をクリックすると
 時々、ソフトが飛んでしまいました。あれ? (JTDXコンパイル環境 CAT制御を使わない設定)
 いろいろ見ていたらラズパイダーさんが32bit版を使いましょうと書いていました。
 
 ということで、32bit版に入れなおすことにしました。32bit版ということでPi3でインストールしてみました。
 Pi3の搭載メモリーは、1Gですがほとんどフルフルでメモリーを使っています。
 結構、メモリーを使うので日本語環境をいれてPi4以外でインストールすると重過ぎてイライラします。
 英語環境でインストールすると200MBくらいメモリーが解放されるのでなんとかインストールはできます。
 ただ、Ubuntu20.04LTSと同じようにCQRLOGをインストールしようとすると、今度はエラーでまくりです。
 結局、32bit版でのCQRLOGインストールはお手上げ状態になりました。
  ということで32bit版はあきらめて、JTDXのコンパイルオプションじゃないかと思いCATを利用するというオプションで
 コンパイルしてみました。結果、64bit版利用で正解。(^^;(これだけで、一日振り回された)
 
 JTDX-rc151は、コンパイル時にCAT制御を使わなくてもJTDX推奨のコンパイルオプションを使うべきですね。
 コンパイル時にCAT制御を使わないオプションだと、送信時にソフトがクラッシュする現象がでていました。
 バージョンアップするたびに状況が変わりますので、やはり、推奨設定でやるべきですね。

 そのほか、既知のエラーや今回のバージョンアップで変更されたことなども詳しく書かれていますので参考にしてください。
 
 UbuntuMATE20.04LTSラズパイ版は、ベータ版ということもあるのかインストールにおいて対応しなければ
ならないことも多々あります。
 最初のログイン時には、下記対応をすべきとあったので対応しました。
 また、UbuntuMATE20.04の既知の対応として最初のログイン時に対応するようにと下記が公開されていますので
対応します。

UbuntuMATEのインストールが完了したら、まずは、外部から設定対応ができるようSSHを使えるようにします。

1.SSHとnet-toolを使えるようにします。
    sudo apt update
    sudo apt upgrade
    sudo apt install net-tools
     sudo apt install openssh-server

   SSHサービスを有効にし(systemdから)、起動するたびにSSHサーバを起動させます。

   $ sudo systemctl enable ssh.service
   $ sudo systemctl start ssh.service
   $ sudo dpkg-reconfigure openssh-server

2.ディレクトリー表記をオリジナル表記(英語)へ戻します。
  MATEは、日本語環境に設定するとディレクトリーも日本語表記になります。
  これは、SSH環境では設定できませんのでX-window画面からターミナルを開いて対応してください。

   LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
   
   詳細は、この辺りを参考にしてください。

        すでに、日本語ディレクトリーにファイルがある場合は、それらは直接的に変換されず、
   新たに英語名ディレクトリが作られます。
   必要であれば、英語名のディレクトリには手動でファイルを移してください。(^^:
   
   インストール直後にやるに限りますね。

3.Ubuntu20.04LTSを導入した時のエラー対応が必要です。私のHPに記載したUbuntu20.04LTSにインストールした時の
(5)初期設定の対応を行います。
a.起動した際の1行目にでる「could not get clk: -517″ 」のエラー回避
b./etc/resolv.confのnameserver: 127.0.0.53になる。

4.JTDX、CQRLOG,TQSLインストール
  これについては、Ubuntu20.04LTSにインストールした時と基本同じです。

(1)CQRLOGコンパイル時にでるメッセージが少し違いましたが問題ないようです。

9022) Compiling resource /home/dhiro/Downloads/cqrlog/src/cqrlog.or
(9015) Linking /home/dhiro/Downloads/cqrlog/src/cqrlog
cqrlog.lpr(85) Warning: (9034) "crtbegin.o" not found, this will probably cause a linking failure
cqrlog.lpr(85) Warning: (9034) "crtend.o" not found, this will probably cause a linking failure
(1008) 99060 lines compiled, 65.1 sec
(1021) 23 warning(s) issued
strip src/cqrlog
gzip tools/cqrlog.1 -c > tools/cqrlog.1.gz

(2)JTDXとTQSL自動起動アイコンを作成した時に下記作業は必要ありませんでした。

再起動するとアイコンが現れます。

sudo cp JTDX.desktop ~/.local/share/applications/JTDX.desktop
sudo cp TQSL.desktop ~/.local/share/applications/TQSL.desktop

UbuntuMATEが慣れていることもあって、やはり使いやすいです。(2020.08.13)