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BF-TM8250 のID装置にUSBプログラムケーブルの機能を追加する方法 JE6JVD


 VoIPリンク研究会で頒布されているBF-TM8250 のID装置にUSBプログラムケーブルの機能を追加できましたので、
参考までに報告させていただきます。
 JE3PRM局の「DMR TYT MD-619 プログラミングケーブル 自作」いうブログの記事を見つけ、興味深く
読ませていただいたところ、結構シンプルな構造であることを知りました。(http://blog.livedoor.jp/je3prm/archives/37294087.html)
 これなら、同様の方法でID装置に組み込めるのではないかと思って試してみたところうまくいきました。数回、
読み込み、書き込みを試しましたが、特に問題なく動作しているようです。
 ID装置を生かしたままCPSで設定の書き換えができますので、コネクタを差し替える手間がなく便利かと思います。
 必要なものはUSBケーブル1本だけです。私の場合はジャンク箱から探した古いものを使いました。
 結線は、写真を参考にしてください。 
 なお、初期のID装置は、BF-TM8250の背面には何もつながっておらず、もともとプログラミングケーブルを
接続できますので、2代目以降のID装置を対象としています。

 デジピータをロケーションの良い山の上などに設置している方は、設定変更の必要がある場合、現状、パソコン持参で
現地まで行き作業をされているのではないかと思いますが、このID装置を接続したWindowsPCとBF-TM8250を
一緒に設置し、あとはインターネット回線があれば、VNCなどのリモートソフトを使って遠隔での設定変更が
できるはずです。(設定を書込みするとBF-TM8250は自動的に再起動してch1に戻りますので、ch1にデジピータの
周波数を登録する必要があります。)

 ネット回線ですが、自宅での実験では、デジピータ側に見立てたPCにtightVNCをインストールしてモバイルルータに
接続、IIJmio(docomo)の低速(300kbps)でもそこそこ使える感じでした。あとはどのリモートソフトを使うかにもよると
思います。お手軽なのは、Chromeリモートデスクトップだと思いますが、2〜3M以下の低速回線では少しつらいようです。
この辺はご自分の環境に応じて検討されるとよいと思います。

文責:JE6JVD (2025.10.26)