AH-4アンテナコントローラーとDX-SR9
平成26年3月開催の西日本ハムフェアーでアルインコのDX-SR9を拝見してコストパフォーマンスに感激。特に、SDRが出来るという事に興味津々。早速購入は良いのですがアンテナをどうするか悩みに悩み、定番のAH-4で釣竿アンテナを作ろうと決意しました。
手動でも簡易コントローラーを作成すれば動くらしいけど、やるなら自動コントローラーに近づけたい。そんな思いで探したのがCQ出版社が出していた「ロータリー・ダイポール・アンテナの活用」付録ATUコントローラー基板を入手。そして、部品はJF7ELG局から入手。幸いに、領布終了前でした。(H26.4)
せっかく作るならと雑誌に掲載されていた100W入力してもアッテネーター経由で出力を落とせるようにと部品を集めて作成しました。
*DX-SR9は、保証認定でしか免許になりません。保証認定の取り方は、取扱説明書に記載されている内容で基本問題ありませんが、訂正が1か所ホームページに記載されていますのでここだけを修正して電子申請しました。
現在は、ここに修正されたDX−SR9M/Jのデータ通信申請用の送信系統図データとして
公開されています。(2020.03.28確認)
若干の手違いでTSSとのやり取りが1か月くらいかかりましたが、その後の九州総合通信局からからの免許は1週間程度でした。
*TSSから修正を求められたデータを補正して再提出下さいみたいなメールでしたので該当文書のみ送付したのですが、実際は全データを提出する必要がありました。丁寧な文書でいただかないと時間がかかるだけですよね。ちょっと小言。(^^;
コントローラができても釣竿をどうするのかなど悩みは尽きず。ネットをさがしたら電気工事などで使用する
「ブラックフィッシャー」なるものを発見。使わない時は、収納しておけば近所への圧迫感もないとおもいAmazonで購入。ただし、風などが強いと下に落ちてしまいます。(笑)
セロテープで途中を巻けば大丈夫ですが、収納が面倒になります。その後、
ウエダ無線にドイツ製のグラスファイバーポール(輸入品ー>ポール)があることを知りました。こっちが安いし、専門品みたいです。そこに、
グラスファイバーマスト用 落下防止バンドセットを発見。これを購入しました。
さらに、アースも問題。各局が紹介して頂いているサイトを参考に1.6mm Black IV線の9Mものを10本ベランダに配置しました。確かに、黒い線が10本ベランダにあると気持ちが悪いかも。
AH-4のアース端子には、3本くらいしか接続できないのでアルミ板を加工してIV線を10本接続できるように加工しました。
さらにさらに、ノイズ対策として各局紹介のとおりトロイダルコアFT-240#43を各箇所に取り付けました。トロイダルコアってこれまであまり重要視していせんでしたが絶大な効果があることを痛感しています。例えば、PCに接続しているスピーカーがエコーリンク機が動作すると回り込みが発生していました。スピーカーの電源ラインにフェライトコアを2個入れたらぴたりと回り込みが止まりました。すごい。
準備万端としてアンテナチューナーとコントローラを接続。アッテネーターの効果による出力降下も確認。
しっかりSWRも落ちていて成功と思ったのもつかの間。無線機の電源を入れないままでアンテナチューナを動作させれば、NGランプが点くものと思っていましたがなんとOKの表示がでました。?????。これは、何かおかしい。オシロスコープなどでAH-4からの信号をいろいろとチェックしましたが原因不明。AH-4を外してコントローラーの単体チェックでは、NGランプがつくので余計原因が分かりませんでした。しょうがないので、コントローラを改めて入手し作成。結果として同じ。
わからない。AH-4の不良か?新品だぞ?しかし、ヤフオクで入手したUSA輸出品だし。それも考えて、ICOMに点検を出すも異常なし。
JF7ELGさんの掲示板に私の症状と似たような質問を発見。
http://6323.teacup.com/jf7elg/bbs/229
最後は、JA4FHV局にお願いしてAH-4とCQ出版社基板で作成した同じコントローラを拝借。
私の自宅でチューナーとコントローラを交換した再現実験の結果、同現象を再現。原因はわかりませんが、同現象はあるものと解釈し、正常な使い方をすれば問題ないという事で解決することにしました。
なお、アルインコのDX-SR9には背面に同社のアンテナチューナー(EDX-2)と接続するアクセサリー端子があります。
ネットで検索するとEDX-2とAH-4は電気的特性は同じという事でしたので、アルインコにお願いしてアクセサリー端子用の雄側コネクターを購入。
品番「UE0288」
価格「¥500(税別)」送料等をあわせて864円で入手しました。
これを使ってAH-4コントローラを接続するとDX-SR9本体からアンテナをチューニングできました。
アンテナチューナー作成は、いったいなんだったんだ。という感じですが、コントローラーはまた別の機種でも使えますので良しとしておきます。結局製作費は、いくらになったんだ?
でも、トラブルがあるから楽しいんですけどね。
しかし、いまだにDX-SR9から試験電波以外を出していないんですよね。(^^;
今年こそは、デジタルHF通信をやります。(H26.4)