ATUエレメントアンテナを設置しました
CQ出版社オリジナルのATUエレメントを設置しました。
これまで、
デンサン ブラックフイッシャ(いわゆるケーブルキャッチャー)を利用して釣竿アンテナ(8m)として
運用していたのですが、風が吹くとグラスファイバーの竿がするすると落ちて、安心して運用ができないという
環境でした。
伸ばしたところをそれぞれテープで巻けば問題無いのですが、使わない時は収納して目立たないように
したいと思っていましたので、これが悩みの種でした。
そこで、今回、評判の良いCQ出版社オリジナルATUエレメントに交換しようと思いました。
とは言っても、エレメントは、アンテナメーカの第一電波さんが作っています。間違いないはずです。
《主な仕様》
エレメント長:約275cm(最大),約117cm(最小)
対応周波数:3.5〜50MHz(条件によって異なる)
適合パイプ径:10〜50mm
耐風速:30m/s
重 量:約810g(エレメント部 約420g,基台部 約390g)
製造元:第一電波工業株式会社
長さはだいぶ短くなりましたが、軽いのが良いですね。
3Mくらいなので、V・UHFのGPと同じ状況です。これで、HFに出れるならアパマンのみなさんにとっても良いと思います。
設置は、極めて簡単です。
私の場合は、すでに、釣竿アンテナ仕様にしていましたのでATU部分を交換しただけです。
基台をとりつけて、エレメントを取り付ける。
あとは、外付けアンテナチューナとATUを接続する接続線をつなぐだけです。
初めて設置する場合は、同軸ケーブルとアンテナチューナ制御ケーブル側にFT-240#43などの
フェライトコアを巻き付けてインターフェア対策を行って下さい。
詳細は、
ここなどを参考に対応してください。
気を付けないといけないのは、屋外型外付けアンテナチューナじゃないとだめだという事です。
無線機内蔵のアンテナチューナや屋内型オートアンテナチューナは、使えません。
それと、アンテナチューナ側のグランドとなるカウンターポイズが重要になります。
仕様では、ビニール線5m×4本以上が最低でも必要なようです。
設置は、ものの30分ほどで対応できました。
いきようようと無線機からチューンを取るけど取れない。 え。なぜ??
ATUの接触が悪いのか?とか、接続線が金属部にあたっているからなのか?など、やってみましたが変化しません。
行きつく先は、カウンタポイズ。10M線を10本してありますが、AH-4と10本の線を接続しているのは、
50Cmくらいの1本のIV線。さびているのか?と思ってよくよく見ると、カウンタポイズ線を接続するために作っていた
アルミ板がIV線と接続しているところが白く錆びて接触抵抗が上がっている感じです。ということで、全てやり変えました。
1本のボルトにすべてのIV線を接続する方式へ変更。簡単です。(^^;
AH-4接続部のねじでは、2〜3本くらいしか接続できません。
(変更前) (変更後)
AH-4側から来る線も、赤と青の2本に変更しました。
(色は、関係ありません。余っていた線を有効利用です。同じ個所から接続しています)
あと、接続部分は、雨水が直接接続部にかからないように、タッパにいれました。
もう少し、きれいなケースに加工すればよいのでしょうけどね。(^^;
末端側から見た、カウンターポイズ郡です。
グランドがちゃんと落ちると、無線機からのチューンでSWRもきれいに落ちました。
3.5MHzからきれいにSWRが落ちています。
以前のワイヤーアンテナより、バンド域内ノイズがだいぶ消えた感じです。特に、7MHz帯では顕著です。
飛びは、これから確認していきますが、受信した感じでは、S9オーバーで国内の局が多く聞こえています。
使えるATUエレメントだと思います。 (2017.01.15)