SvxLink17.12.1にバージョンアップしました
ほぼ、2年ぶりに
SvxLinkがバージョンアップしていましたのでインストールしました。(2018.01.28)
メジャー公開されていませんでしたが16.0で複数のSvxLinkノードを一緒にリンクするために使用される
新しいアプリケーションSvxReflectorが使えるようになっていたようです。
そして、
17.12.で、SvxReflectorアプリケーションの最初の改訂版となりました。
SvxReflectorアプリケーションは、SvxLinkノードをリンクするための中心として使用できるようです。
当初、私は、リフレクターを使ってエコーリンクにアクセスできる機能かとおもって期待したのですがそうではないようです。
とはいえ、新しいソフトが公開されましたので17.12.1をインストールしてみました。
細かい設定は、
15.11をインストールした私のHPを参考にしてください。
なお、私がSvxLinkに使用しているRaspberry piは、
Type Bと言って2012年に発売されたシングルCPUの古いものですが
SvxLinkに限ればこれで十分な性能です。
インストールにあたっては、新しいSDカードにOSを再インストールしましたが、最新のStechはすんなり動かなかったので
Jessieをインストールしました。
17.12.1をインストールする前に、
ここをよく読んで必要な事は先にされてください。
1.まずは、お決まりの操作を行います。
Ubuntu 14.04から「apt-get」じゃなくて「apt」コマンドが推奨されています。
詳細は、ここに書かれています。
sudo apt update
sudo apt upgrade
2.固定IPを設定
ルータからポート転送されていますのでこれは必須です。
エコーリンクは、ルーターのポート解放が必要になります。
ここで設定したIP addressに対して
UDP 5198,5199
TCP 5200
を解放しています。これをしないと、エコーリンクサーバー(インターネット側)から音声が返ってきません。
sudo vi /etc/dhcpcd.conf
interface eth0
static ip_address=192.168.*.*/24
static routers=192.168.*.*
static domain_name_servers=192.168.*.*
自分の環境に合わせて下さい。
3.必要なライブラリーをインストールします。
sudo apt-get install subversion libsigc++-2.0-dev g++ make libsigc++-1.2-dev libgsm1-dev libpopt-dev tcl8.5-dev libgcrypt-dev libspeex-dev libopus-dev libasound2-dev alsa-utils
sudo apt-get install cmake libsigc++-2.0-dev libasound2-dev libpopt-dev libgcrypt11-dev tk-dev libgsm1-dev libspeex-dev libopus-dev groff
sudo apt-get install libqt4-dev
4.17.12.1ソースファイルをダウンロードしインストールします
cd /home/pi/Downloads
sudo wget https://github.com/sm0svx/svxlink/archive/17.12.1.tar.gz
sudo tar xvf 17.12.1.tar.gz
cd /home/pi/Downloads/svxlink-17.12.1/src
sudo adduser svxlink
この時、パスワード等を聞かれますのでパスワードは入力ください。あとは、リターン連打で大丈夫です。
sudo mkdir build
cd build
sudo cmake ..
sudo make
sudo make doc
sudo make install
sudo ldconfig
5.以下のコマンドでサウンドパッケージをダウンロードしてインストールする。
cd ~
sudo wget https://github.com/sm0svx/svxlink-sounds-en_US-heather/releases/download/next/svxlink-sounds-en_US-heather-16k-next.tar.bz2
cd /usr/local/share/svxlink/sounds
sudo tar xvf /home/pi/svxlink-sounds-en_US-heather-16k-next.tar.bz2
sudo ln -s en_US-heather-16k en_US
6./usr/local/etc/svxlink/の中のsvxlink.confと/usr/local/etc/svxlink/svxlink.dの中のModuleEchoLink.confを修正する。
ModuleEchoLink.confの中でLOCATIONに
LOCATION=
In Conference *KYUSYU*
を記載すると
Live EchoLink Conference Statusに接続している局にカウントされます。
これまで、このやり方が分らなくて悩んでいましたが長い間の懸案が今日解決。(^^;
全体的にインストール方法は、15.11の場合とほぼ同じです。
HPに記載している16番から順番に対応していけば無事に起動します
細かいところを確認したい場合は、
ここにそれぞれの設定について詳しく書かれています
(2018.01.28)