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簡単WIRES-X送信お知らせタイマー作成


ローカル局から「送信して、2分45秒くらいで警告してくれたらうれしい」とのリクエストがありました。モービル運用中は、しょっちゅうノートパソコンの画面を見るのも大変だし、時間帯によってはパソコン画面が光ってWIRES-Xの送信時間表示画面が見えにくいとの事でした。送信を自動で切断する必要はないのでブザーで知らせてくれれば良いとの事です。
早速、回路を探してみました。単純にCRを使って時間設定するには細かな設定が難しいという事から定番のタイマーIC555を使う事にしました。
とりあえず、ブザーを連続音で鳴らすだけなら簡単なのですがそれだけでは面白くありません。せっかくなので、LEDを点滅させて視覚的にもお知らせする方が面白いという事でシュミットトリガー発振を利用した回路を付加することにしました。(2015.11.21)

とりあえずブレッドボードで試作品を作成してみました。

 
動作が確認できたので基板上に部品を配置。



ケースに収めました。



動作時間は、とりあえずこれくらい。側面の穴にドライバーを入れて可変抵抗を調整すれば2分20秒から3分くらいの間で調整できるようにしています。



この時間で赤いLEDとブザーが断続して送信時間をお知らせします。切断は、PTTスイッチと兼務しているSWをオフして受信します。



簡単WIRES-X接続ユニットのマイクコネクタから電源を取っていますので、動作電流が気になります。警報が動作する前は、20mAです。警報が動作すると、最大50mAとなりますが十分余裕の範囲です。





作成した回路図です。左のタイマー回路と右側の発振回路の2つから構成されています。
R3とVRで200KΩの可変抵抗でも問題ありません。私は、手持ちがなかったので150Kは100kを3個利用して150kを作りました。この構成で可変抵抗で30秒くらいの可変が可能です。2分20秒から2分50秒。
右の回路のC5とR4の組み合わせで点滅およびブザーの断続スピードを可変できます。値を大きくすれば間隔が長くなります。C5は、4.7μ、10μでも問題ないですよ。

動作確認するときは、タイマー回路と発振回路を別々に作成して接続したら不動作時の確認が簡単です。
C3をブザーに変更して接続すれば555タイマーの確認ができます。発振回路は、先に紹介している回路図で確認してください。
C3は電源のバイパスコンデンサです。無くても動作しますが、入れておいた方が安心です。

小型化に向けて2号機を作成しました。(2015.11.26)