xastir2.0.8をソースコードでインストール(ダウングレードしました)
xastirをgitでインストールすると2.0.9がインストールされます。(H28.10.1現在)
1週間ほど運用してみましたが、動作が不安定な現象が見られます。2回停止しました。
症状としては、xastirがインターネットに接続しない状況が発生しました。
View->Incoming DataでTNC Dataをモニターしているのですが、ここがすごい速さでスクロールしている
現象が2回発生して、ネットに接続できていませんでした。ということで、2.0.8にダウングレードして様子を
見ることにしました。2.0.4までは、そんな現象は発生していません。
不具合確認のために、Raspberry piのパッケージでは
最新となっている2.0.8をソースコードからインストールして
みることにしました。
これまで何回かインストールして失敗していましたが、gitで2.0.9をインストールして成功しているので
失敗の原因はなんとなく理解できています。
今回は、インストール方法で新しいことにチャレンジ。
全てSSH画面でインストールまでやってみました。
実は、JE6JVD局からモニターが無くてもインストールできますかと質問され、できますと
言ったものの実際やったことはなかったので、実験してみました。
1.新規にRASPBIAN JESSIEをインストールします。
Windows PCでWin32 Disk Imagerを起動しOSイメージをSDカードに書き込みます。
あとは、Raspberry piにSDカードを差し込んで起動します。
2.SSHでアクセスしてインストール作業を行いました。
(普通は、無理せず、ラズパイにモニター・キーボード・マウスをつないで作業してください。簡単です。)
3.Raspberyy piに割り当てられたIPアドレスを確認する。
netscanを使って自宅内に接続されたマシンのIPアドレスをスキャンします。
最初、目的のraspberry piを接続せずにネットワークアドレス群を確認し、次に目的のRaspberry piを接続して
SCANすれば新しく割り振られたIPアドレスが分かると思います。すでにRaspberry piのMACアドレスが分かっていれば
予測が付きます。B8-27-*がRaspberry piです。下2つは、すでに使っているRaspberry piなので一番上に現れたのが
今回繋いだものです。その横にDHCPサーバから割り振られたIPアドレスを確認できます。
これさえわかれば、あとは、SSH接続するだけです。
4.SSH接続には、Windowsマシンでは定番の
Tera termを使っています。
5.接続ができれば、sudo raspi-configで設定を行います。
@ 1.Expand FilesystemでSDカード領域の領域をMAXに拡張する。
A 5.Internationalistion OptionsのI2 Change TimezoneでTimezoneをAsiaのTokyoに設定。
B 5.Internationalistion OptionsのI3でキーボードレイアウトを設定
Generic 105key を選択->other->Japanese->Japanes->defaultを選択
最低、これだけやっておけば大丈夫。あとは、必要に応じていろいろとやってください。
Finishしてraspi-configを終了したら、接続できなくなりました。
調べると、raspi-config終了でRaspberry piがshutdownされて、再起動していませんでした。
ということで、再起動しあらためてSSH接続しました。
2回目に作業したときは、同じ現象は発生しなかったのでタマタマだったのでしょう。
あとは、おきまりのOSを最新にしておきます。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
6.xastir2.0.8のインストールを行います。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install build-essential
sudo apt-get install git autoconf automake xorg-dev graphicsmagick gv libmotif-dev libcurl4-openssl-dev
sudo apt-get install gpsman gpsmanshp libpcre3-dev libproj-dev libdb5.3-dev python-dev libax25-dev libwebp-dev
sudo apt-get install shapelib libshp-dev festival festival-dev libgeotiff-dev libgraphicsmagick1-dev
sudo apt-get install xfonts-100dpi xfonts-75dpi
xset +fp /usr/share/fonts/X11/100dpi,/usr/share/fonts/X11/75dpi
試行錯誤の結果、
RASPBIAN JESSIEにxastirをソースコードでインストールする場合も、ここまでは、
gitコマンドを使用する場合と同じ作業が必要ですということが分かりました。(^^;
いよいよ、xastir2.0.8をダウンロードします。作業は、ホームディレクトリーで行います。
cd /home/pi
sudo wget https://sourceforge.net/projects/xastir/files/xastir-stable/xastir-2.0.8/xastir-2.0.8.tar.gz
tar zxvf xastir-2.0.8.tar.gz
cd xastir-2.0.8
./bootstrap.sh
mkdir build
cd build
../configure CPPFLAGS="-I/usr/include/geotiff"
よし。オプションがyesになっている。 ヽ(^o^)丿
make
sudo make install
これでインストール完了です。(2016.10.01)
VNCサーバーをインストールしておけば、Windowsマシンからxastirの設定ができます。
ちゃんと、2.0.8になりました。
あとは、自分用にxastirの設定を行ってください。
なお、最終的には、Raspberry pi本体でxastirを動かさなと運用がやりにくいと思うのであしからず。